こんにちは ♪
先日、『鬼滅の刃』以来約半年ぶりに映画館に足を運んで映画を観て来ました😊
『いのちの停車場』という、吉永小百合さん主演の作品です。タイトルからすぐお察しいただけるように、エンターテイメントではなく、ヒューマンドラマですね。
今日の記事は、この映画を観ながら感じたこと、考えたことについて、前半:やや?脱線気味、後半:本線を爆走!?って感じでつづりたいと思います。
※当写真は下掲の公式サイトから引用しています。
吉永小百合さんの思い出。
まずは主役の吉永小百合さんのことを。
僕が吉永小百合さんのことを知ったのは、大学生の頃、深夜にテレビ放映していた映画でした。
確か、映画の題名は『愛と死をみつめて』。
YouTubeを検索してみたら、日活さんの公式チャンネルになんとこんなに古い映画の予告編を見つけました!
僕はこの映画での小百合さんを見て、「眼帯をしていても、こんなにも美しさが際立つ人っているんだ・・・」って、その作品の衝撃度と相まって強く魅入られてしまったのでした。
ちょうどその頃、新宿の歌舞伎町のオールナイトで、小百合さんが出演した日活の青春映画が4本立てぐらいで上映されているのを情報誌で見つけ、計2、3回ほどでしょうか、そのオールナイト上映を観に行きました。
この時のことを思い返すと、2つのことがおぼろげな記憶として残っています。
ひとつは、自分が生まれる前の昭和30年代に撮られた映画の中で生きている人たちの存在が、なんだかとっても不思議に感じられたこと。
そしてもうひとつは、夜の新宿・歌舞伎町が、ド埼玉県人でまさに右も左もほぼわからない僕にはホントに怖かったため、ものすごい早歩きで映画館まで目指したところ、どうやらそのスピード感はその時間帯には不自然に目立ちすぎていたようで、毎回、複数の呼び込みのお兄さんから声をかけられたことでしょうか。。。そのうちの1人なんか、僕の早歩きのスピードに合わせて横に並んでずっと早歩きしながら「どうですか?どうですか?」って口説いてきました😵
きっと、からかわれていたのでしょうね😣
映画の紹介
これは、公式の(サイト&動画)さんに全面的に委ねますm(_ _)m
【ストーリー】※上掲の公式サイトより引用。
【予告編】
鑑賞中に頭に浮かんできた“枝葉”。
①ホントにただただ枝葉なこと
この日は映画の序盤あたりまで、なんだかいつになく集中力散漫だったかもしれません。。
枝葉その1
東映映画の始まりの「打ち寄せる波」の映像。
「なんだか古い画質に感じるけど、これって僕が子供の頃に観に行った『東映まんがまつり』の頃からずっと不変ではないよね🤔」 ← 不変ではないようです
枝葉その2
「広瀬すずちゃん、テレビも映画も最近ホントによく出てるな。オーバーワークで倒れなきゃいいけど。。」 ← 娘を持つ父親ならではの心配でしょうか
枝葉その3
「松坂桃李くん、いい役者だな。数年前に樹木希林さんと共演していた『ツナグ』っていう映画が印象的な作品で、確かこの映画の続編を今年ぐらいにやるような芸能ニュース記事を見た記憶があるんだけど、早くやらないかなぁ。」 ←脱線しすぎ(><)
②枝葉だけどちょっと有意義なこと
枝葉の中ではこれが最もマシです(笑)
「小百合さん、70代後半には全く見えない。救命センターの現役医師って一体何歳の設定??」
この若さは、遺伝とかいうよりも、きっと心の持ち方とか生活習慣の賜物なんだろうって思って、映画鑑賞が終わってから調べてみました。
みつけました! 答えになるような記事を書いてくださっているブログを。
吉永小百合さんの健康法 | (^^♪ 楽しく綺麗に健康に~健康のお店・エポック - 楽天ブログ
上掲のブログから引用させていただきます。
吉永流の健康管理
- 毎日からだと会話するようなイメージ。自分のからだの声に耳を澄ませるようにして体調を整えている感じなんです。それに、私は、元々からだを動かすことも、野菜を沢山食べたりすることも好きなんですよね。週2回のジムと、たっぷりの野菜が秘訣。
- 野菜は、旬のものを中心に摂っています。忙しい時ほど、からだは野菜を求める気がします。
- 健康な体は、小さな努力の積み重ねで作られるものだと思うんです。毎日のひとつひとつを大切にしていくこと。ムリをするとすぐに辞めたくなってしまうから、まず好きなこと、できることから始めればいいのではないでしょうか。それに、大切なのは、いつまでも好奇心を持ち続けていくこと。私は旅が好きなんですが、長い休みがとれたら、自然が豊かな土地へ旅行に行きます。そんな風にして、いつも好奇心や、夢を抱いている人間でいたいと願っているんです。
やっぱり “賜物” でした(╹◡╹)
問われ続けたから考えた。
さて。考えたことで湧いてきたことを文章にしたいと思います。
①どのドラマの主役にも敬意を。
全ての人の人生においては、どの人も例外なく、自身のオリジナルヒューマンドラマの唯一の主役。自分も周りの人もみんなそれぞれのドラマの主演俳優。そのドラマのストーリーや演技力に共感するかどうかはそれぞれの好みの世界、でいいとしても、主演俳優として身体を張って演技し続けていることへの敬意は、僕らみんながお互いに持ってもいいんじゃないか、って思いが湧いてきました。
②誰の人生にも必ず終わりがある
自分にも自分が愛する人にもいつか必ず。それがいつ来るかはわからない。そんな中で確かに存在しているのは “今ここ” の時間だけ。“今ここ”を慈しんで大切に生きないときっと “その時に” たくさん後悔することになるんだ、って、あらためて思いました。
③自分の命の扱いは自分で決めていいのか
これは、「患者の生き方を尊重する医療」における究極の視点だと思います。
昔、こんな考え方を聞いた(読んだ?)ことがあります。
「自らの意思で生まれてこれなかったのだから、自分の人生、せめていつどうやって最期にするかぐらいは自分で決めたい」
一方、ちょっとスピリチュアルなこういう考え方も聞いた(読んだ?)ことがあります。
「人は皆、陰陽で成り立つこの世の多様な変化を体験したい!その経験を通じて魂を成長させたい!って自ら切望して“見事当選し”、この世に生まれてきている」
なんの根拠もないのですが、僕は「生まれたい、って自分が希望して生まれてきた」という考え方を受け入れています。
だから、こんな考えが湧いてきます。
陰陽ゆえの喜怒哀楽の変化にあふれるこの世であることを承知の上で、「それを体験するために生まれたい!」って手を挙げて生まれてこさせてもらったのだとするのなら、願いを叶えてもらった責任があるので、自分の人生の最期のタイミングを自分で決めてしまうことは、 “試合放棄” という、良心に反する行為。超高倍率の応募者の中で?僕を “当選” させてくれた “神様(あるいは万物の創造主に相当する存在)” を裏切ることになる気がする。
でも・・・
もし、自分が生き続けることが自分が愛する人たちに大きな負担をかけることになっている、あるいはそうなってしまう状態下に至っていると認識した時には・・・僕は、“あの世に行ってから厳罰を受けるかもしれない” ことを覚悟した上で、自分の愛する人にかける苦労を回避したくて、 “試合放棄”を選択しようと思うかもしれない気もしてしまうのです。
この問いはあまりに難しすぎて、唯一絶対正しい答えなんて、今はとてもみつけられそうにありません。
結局、僕らができうることと言えば、「期間限定の人生を満喫すべく、何はともあれ“今ここ”をちゃんと生きるよう努める」ことぐらいないんだろう、って考えに帰着してしまいます。ただ、この実践がとても難しいのですが・・・・。それでも、唯一絶対正しい答えを今みつけることの難度に比べればずっと容易いことなのかもしれません。
僭越ですが“推薦文”を。
今回のこの映画は、節目節目で眼が潤んで周りの人にバレないようにハンカチを、ってことはもちろん何度もありましたけど、しかし、我ながら本当に意外にも、映画の宣伝コピーにあるような「大号泣」には至りませんでした。
それはどうしてだったのかな・・・。
やはり、「問われ続けたから」でしょうか。
自分事として「自分ならどうする」って常に問い続けることを促すようなストーリーだったからだと思います。
映画のラストシーンでは、「この先どうなるのかは、どうぞ、あなたが考えて創ってください」って委ねられた感じがしました。
大切なのは、唯一絶対の正解探しではなく、私にとっての正しさは何か、を自分事として考え、その結果たどり着いた正しさを信じることに対して自身で責任を負う覚悟を持つことなのかもしれません。
『いのちの停車場』。
生きる上でのなんらかの示唆を求めている方、示唆とかは別にいらないけど「人間っていいな」「人生ってささやかだけどなんか素晴らしい」って感動を味わいたい方、あるいはその両方を望む方にはオススメの映画だと思います☺️
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