“緑色”的な僕のほんのりワクワクblog

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“ぶんじほたる” のすむ川

東京の多摩エリアには “ぶんじほたる”という蛍が育つと言われる小さな川があります。“げんじぼたる”ではありません、“ぶんじほたる” です(笑)

今日の記事は、その“ぶんじほたる”を起点としたお話をつづっていきたいと思います♪

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Q.“ぶんじほたる”とは? 

「みつばちハッチ」ってご存知でしょうか?昔々にテレビで放映されていたアニメの“主人公”、ならぬ、“主蜂公”(読めない笑)です。

ハッチは、『タツノコプロ』(当時は『竜の子プロダクション』)という制作会社が生み出したキャラクターです。タツノコプロは、このハッチ以外にも、「ハクション大魔王」「ガッチャマン」「ヤッターマン」といった人気アニメを生み出してきているので、少なくとも昭和世代の方はよくご存知ではないでしょうか^^

tatsunoko.co.jp

前説を終えたところで本題に入ります。

こちらをご覧ください。

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東京都国分寺市イメージキャラクターが、ぶんじほたる、その名はホッチです。

ぶんじほたるホッチ

ハチじゃなくてホタルだからッチ・・・

個人的には、「うーーーーん、微妙😵」です🙇🏻‍♂️

1962年に国分寺市で創業したタツノコプロが、同市で迎えた50周年の節目に制作協力して誕生したのが、この「ぶんじほたるホッチ」。

タツノコプロはその直後に近隣の武蔵野市に社屋を移転して現在に至っていますので、「“生まれ育った” 国分寺市へのお礼」の意も込めての制作協力だったのかもしれません☺️

www.city.kokubunji.tokyo.jp

 

☘️ハッチの思い出。 

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※前掲のタツノコプロ公式サイトからの引用です。

僕がこのアニメを観ていたのは、幼稚園の頃だったと思います。平日の朝の7時半から30分間、だったのできっと再放送だったのでしょう。

昆虫好きだった僕にとって、このアニメは “朝起きる励み” だったような気がします^^

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このアニメは、凶暴な昆虫達に巣を襲われて、ハッチが自分の属する群れからはぐれてしまい、以降、その群れの女王蜂であるママを探し求めて延々と冒険を続けるストーリーでした。自分より大きくて強い敵に立ち向かっていくハッチの勇気は最高だったし、ハッチの優しい心も最高だったのですが。。。

僕は、幼少の頃に熱心に観ていたこの番組に、その後の人生に役に立たない強い影響を受けてしまった、って思う点があるんです。

当時、「今回は間違いなくママに会えそう😀」というシチュエーションに胸の鼓動を高鳴らせて「あと少しだよ、よかったね、ハッチ☺️」と画面を食い入るように見つめる僕は、その直後に、「そんなに近くにいるのに気づかないはずがないだろう」ってぐらいの唖然とさせるすれ違いのエンディングに、毎回驚愕し、「いつもいつも気づかないなんて絶対におかしいよ💢 あんなにすぐそばにいるのに!」「ハッチはあんなに頑張っているのになんでいつもこうなっちゃうの💢」って、悲しさを超えてやりきれない怒りのようなもので一杯になっていました。

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もうこれ以上何度も心を振り回されたくなかった僕は、最終回に近づいてきた数回前からは、画面を観ながら母に向かってこんな風に言っていた記憶があります。

「またどうせ会えないよ。ほら、やっぱりこうなったでしょ!」

そして本当の最終回。その回が最終回だと知らずに観ていた僕は、ハッチとママの感動の再会シーンを、「どうせまた会えないんだから」って気持ちでずっと見ていたために、感動するタイミングを逸して、「えっ?🫢」みたいな拍子抜けで観終えてしまった、そんな感じの残念な記憶があります。

昭和のスローガン;「望みを叶えるには強い忍耐と努力が必要」。そんな当時の番組制作側の意図したメッセージよりも、僕の場合は、「望みってこれほどまでになかなか叶わないものなんだ。。」「すごく頑張っていてもそうそう報われるものではないんだ。」って形で当時の幼い心に刻まれてしまったような気がするのです。

実は、幼少の頃のこんな “ハッチ体験” に気づいた(思い出した)のは、ほんの数年前の「内省」を通じてでした。

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これからの時代は、「良心に忠実に生きられてさえいれば、忍耐や苦労をわざわざしなくても願いは叶っていい」時代だと思います。

これからの時代を担う子供達には、ぜひそんなメッセージが心に刻まれるストーリーのアニメを創って見せてあげて欲しいな、って思います☺️

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👟ぶんじほたるのすむ川へ。

ぶんじほたるのすむ川。それは国分寺市の『お鷹の道』と名付けられた遊歩道と一体になった『真姿の池湧水群』です。

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こちらが国分寺市公式ホームページでの紹介です。

www.city.kokubunji.tokyo.jp

上掲から、まず『お鷹の道』についての解説を引用します。

江戸時代に市内の村々は尾張徳川家の御鷹場に指定されていました。それにちなんで、崖線下の湧水が集 まり野川にそそぐ清流沿いの小径を“お鷹の道”と名づけ、現在約350メ-トル遊歩道として整備 されています。

続いて『真姿の池湧水群』の解説の引用です。

真姿の池をはじめとする崖線下湧水群は、 上記の「お鷹の道」と合わせた環境の良さを評価され、環境省選定名水百選のひとつとしてに選ばれました。また、東京都名湧水57選にも入っています。

では、ここからは “ぶんじほたるのすむ川” を実際に訪れた時に撮った写真にガイドしてもらいながら、ご紹介していきたいと思います!

🦅お鷹の道

最寄り駅から歩いていくと、こんな標識が目につき始めます。

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こちらがお鷹の道の入り口付近です。

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この遊歩道自体は、一言で形容すると、道の途中にいくつもの見どころがある、というよりも、日常に溶け込んだ静かな生活道、といった印象です。いつかの写真をまとめて並べますので、まずは「あーこんな感じね♪」と感じていただけると幸いです^^

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⛩真姿の池湧水群

「真姿の池」をご紹介する前に、お鷹の道遊歩道に沿った湧水の流れる小川からご覧いただこうと思います。

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「ほたるのすむ川。ほたるの幼虫の餌になるカワニナ(細長い小さな巻き貝)をとらないで!」と随所に看板が付けられています。

とにかく、この湧水流が“ほたるのすむ川”であることは間違いありません。

しかし、本当に素朴な何処にでもありそうな小川。

「よほど水質がいいのかな?」

水をクローズアップして見てみました。

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うん、澄んだきれいな水のような気がします♪

では次に「真姿の池」をご覧いただきます。

標識の矢印の方向へ少し入ると。

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すぐ目に入ったのがこちら。

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この鳥居のすぐそばにはこの看板が。

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前掲の国分寺市公式ホームページから、「真姿の池」についての言い伝えの解説を引用します。

嘉祥元年(848年)、絶世の美女といわれた玉造小町病気に苦しみ、病の平癒を願い全国行脚をした際に、武蔵国分寺で願をかけたところ、「池で身を清めよ」との霊示を受けて快癒したとの言い伝えがあります。現在は弁財天が祀られています。

鳥居から弁財天を祀る社までの短い参道を囲むようにある小さな池、それが「真姿の池」でした。

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水面に映る木々のクッキリさや、水底のクッキリさからすると、やっぱり澄んだキレイな水なのかな♪

🕰タイムトリップ。

再びお鷹の道に戻ると、こんな光景が。

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小学校高学年ぐらいの男の子達が小さな架け橋に並んで座っていました。

彼らを横目に通り過ぎた後、振り返ってみると、こんな光景に変わっていました。

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一番右側の腹ばいの子は、水の流れを見ながら、きっと、思考が排除された無の境地に入ってます✨

毎日、目の前の遊びのことだけに集中して生きていた、自分が小学5年生の頃を思い出しました。僕もいろんな場所ですぐ座り込んだり寝転んだりしてたなぁ(笑)人生で最も今に生きられていた時だったかもしれません。

たくさんの歳を重ねた今でも、あの頃のようにまた今をしっかり生きられるようになることはできるのかな・・・?

 

🫢衝撃の結末!?

この記事の結びとして、「この湧水へ夜の散策に行って、ほたるが飛んでるところを撮った写真が出てくるよね?」と期待してくださっている方、いらっしゃるでしょうか^^;

実は、夜の散策には行ってませんので、ほたるは出てきません・・・🙇🏻‍♂️

そもそも僕は、これまでの記憶として、生まれてこの方、“ほたるの光” なるものをリアルでは見たことがないのです(><)

20年以上前のまだ娘達が生まれる前に、妻と2人で、同じ多摩エリアの福生市へ “ほたるの光” を観に行ったことがあるのですが、同じ目的で来ていたたくさんの人たちと息を潜めて数時間待ったもののなかなかそれらしい光景に出会えず、妻と顔を見合わせて、「なんかもう疲れたね。帰ろうか。」って、あきらめて帰路に着いた体験で終わっています。

リアルでなくてもいいから、“ほたるの光” が「今」観たい!!

この高まる想いに応えることができる存在があるとしたら・・・それはもうYouTubeしかない。。

検索してみたところ、、見つけました!!

予想以上に素敵でほんのり♪、少しワクワク✨

youtu.be

『ホテル椿山荘』。確か昔から「ほたるの夕べ」なる企画をやっていました。このホテル自体には25年以上前に会社の先輩の結婚式にお招きいただいて行ったのが最初で最後です。披露宴で出されたお料理の「ロブスターのテルミドール🦞」がものすごく大きくて美味しかったことが忘れられません💦 

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※実際はさすがに一尾でしたが(笑)

 

ぶんじほたるの記事が、絶品のロブスターの話で終わってしまうのは、ちょっと“シャキッと感” に欠けるな、って思うので、、話を “ぶんじほたるのすむ川” に戻して結びます😊

 

「この湧水群にほたるは本当にいるのか?」

前掲の国分寺市公式ホームページに、観光・よくある質問として、その答えが掲載されていましたので引用します。

更新日  令和3年6月14日

質問

お鷹の道周辺でホタルが見られると聞きましたが、いつごろどこに行けば見られますか。

回答

お鷹の道のホタルは、過去には5月下旬から6月上旬に見ることができましたが、現在はホタルの姿を確認できない状況が長く続いています。ホタルの保全については、市内のいくつかの地域団体が活動を行っています。 

 

ほたるを呼び戻そうと有志の方々ががんばっているここ数年、なんですね。。。。

この記事をここまで書いてきて、まさか「今はいない」とは思わなかったのでちょっと当惑(><)

これはもう、本物のほたるが戻ってきてくれるまで、ぶんじほたるのホッチががんばっとくしかないな!

 

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