急な大雨でちょっと気温が下がりましたが、その前までの暑さを思えば、「もう夏真っ盛り!」って確信する今年の7月。








「素敵な夏を予感させる、あなたのお薦めの一曲を」とリクエストされたら...僕が最初に思いつくのはこの曲かな☺️


最近、印象に残った出来事をふたつほど綴ります。
🚃『指定席じゃなくても。』
会社から帰宅途中の電車の中。
僕は吊り革につかまりスマホでLINE中。次の駅に到着する車内アナウンスの後、立っている僕の正面に座っていた(おそらくは40代ぐらいの)おじさんが僕の顔を見上げて。
おじさん:「すみません、電車の外にちょっとゴミを捨ててまた戻ってきたいんですけど・・・」
僕:「えっ?また戻ってきたいんですか???」
おじさん:「はい。いいですか?」
僕:「あぁ、どうぞ...」
駅に到着して電車のドアが開くやいなや、おじさんは荷物を全て持ってドアを出てすぐに座り込む。何かを電車とホームの間に捨てている?
電車のドアが開いたからもちろん電車に乗ってきた人がいて、そのうちの一人が僕の前の空席と僕の顔を交互に見つめる。
(「ここ、いいですか?」って聞かれたら、まぁとりあえずは、「この席、すでに座っていらっしゃる方がいてすぐ戻って来られるそうなんで...」って答えとくんだろうな。。。」)
って思いが僕の頭に浮かんだ瞬間、おじさんがしなやかに最短距離で戻ってきて、「すみません」と小さな声でつぶやいて再び僕の前の席にさっと座る。
10秒後、彼は有線のヘッドフォンを両耳にして何かを聴きながら目を閉じていました。



👤『人として。』
先日、自宅にエアコンを追加設置しました。これはその設置にまつわるお話しです。
設置予定日の朝、取り付け業者から電話がかかってきました。
業者さん:「大変申し訳ないのですが、本日の12-19時の間で取っていただいているご予約、本日大変混雑しておりまして早くても夜の8時半になってしまいます。」
僕:「えっ?集合住宅でそんな夜の時間帯に工事なんて無理ですよ!」
業者さん:「申し訳ございません。。。」
僕:「なんで、それも当日の朝にいきなりこんなご連絡になるのですか?」
業者さん:「申し訳ございません。。。」
僕:「今日はもう設置できないで致し方ないとするなら、今後どうされるつもりなのか、どうできるのかを教えていただけますか。」
業者さん:「私ではご返答できないので、あらためて会社からお電話させるようにします。」
この直後、僕はエアコンメーカーのお客様窓口のフリーダイヤルにも電話を入れました。
そしてテイク2。
新たに予約し直した設置日の前日、工事会社からもメーカーからも家の固定電話に、「予定通りに伺います」との留守電が入っており、当日の朝にも、工事会社から「予定通りに」との電話をもらいました。
設置工事は昼12時過ぎから。
以下、エアコン設置時に来てくれた工事会社の男性との会話録です。
僕:「やはりこの時期はかなり忙しいんですか?」
業者さん:「忙しいを超えて、今年はもう異常ですね。前倒しになったこの暑さで注文が殺到していて、とっても追いつきません。でも私たち、下請け業者なので、依頼が来た仕事を受けられないと断るのは難しいんです。」
業者さん:「実は私、もう1ヶ月、休みを取れていないんです。ですが、この暑さなのにエアコンを設置できなかったら誰かの命に関わるって思うと休めないです。もう、自分が倒れるか、お客さんが倒れるか、どちらを取るか、という感じでやってますね。」
僕:「もはや人としての“使命感”でお仕事されている、という感じですか....?」
業者さん:「まぁ、そんな感じかもしれませんね...」


暑さがちょっと和らいだ日の夕方の風を、こちらのナツノハナの装いでお届けできたら。












まだ7月中旬。これから1ヶ月半、ほどよい暑さの夏の日が思いの外多くなることを祈念して、一番好きなナツノハナをお届けします🎐
国立・大学通りのアガパンサス。








僕が好きなのはもう少しだけ色が濃いこんな装いのものなのだけれど。

この薄紫色は皇居の近くの都立公園に咲いています。あと10日ぐらい先の夜にその近辺に予定があるので、もしかしたらその予定の前に逢いに行けるかもしれません。今年の夏の“小さな夢”、のひとつでしょうか☺️
“小さな夢”で思い浮かんだ一曲で今日の記事を結びます。皆さま、暑さ対策には引き続きご留意されて、素敵な夏をお過ごしください♪