今日の記事は『菖蒲 第2弾』、その舞台は、東京都葛飾区堀切の『堀切菖蒲園』です。
前々回投稿した菖蒲めぐりの記事は、「湧水」に焦点を当てて綴りましたが、今日の記事では「町の人の心」に思いを馳せながら綴っていきたいと思います。
📝「堀切菖蒲園」について
もともと、堀切の花菖蒲というのは、その景観が安藤広重等の錦絵にも描かれていて、江戸の頃から名所の一つとされていたそうです。
そして今回の記事の舞台「堀切菖蒲園」ですが、区立公園としての開園は1980年とのことなので、今年が32年目になります。
園内には江戸花菖蒲200種6,000株を植栽し、希少な品種も鑑賞できるため、愛好家にも人気の高い菖蒲園なんだそうです。
最寄駅は、京成電鉄の「堀切菖蒲園」駅。公園名を駅名にしているのですから、この町における菖蒲園の存在の大きさがわかります。
※駅の写真を撮り損ねたので、京成電鉄HPから拝借しました。
そしてこの駅から10分歩くと菖蒲園に到着です。
☺️町の人の思いを感じる
3年ぶりに開催の菖蒲まつり。
堀切の町=菖蒲、という思いが伝わってきます。
園内では、小学生の書いた絵が菖蒲田の前に展示されていて、それらを見ているうちに、「この町の人たちにとって菖蒲というのは、生まれた時からずっとそばにいる不可欠な存在なんだなぁ」って思いが湧いてきました。
ちなみに子供たちの絵の多くに登場しているキリン。これは堀切のシンボル?「ほりきりん」です^ ^
この菖蒲園を出て徒歩5分ぐらいのところ、荒川の河川敷に「堀切水辺公園」という公園があり、そこにも小さな菖蒲田があります。
その菖蒲田のすぐ脇では、少年たちがソフトボールの試合をやっていました。
この光景を見て、「やっぱり、菖蒲は堀切の人たちの日常に溶け込んでるよなぁ」って思いました。
🏮江戸の花菖蒲
それでは、菖蒲園で咲き誇る菖蒲田を心の向くままに撮影してきた写真を一気にご覧いただこうと思います。
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ここでブレイクタイムです♪
この日の園内で散見されたこのグランドカバー。
「なんかキレイだなぁ✨」って気になって、ダメもとでAIアプリのハナノナくんに聞いてみると。
ハナノナくん、久しぶりの自信満々な回答。笑
思えば、葉が花みたいな装いなのは、紫陽花も同じでしたね^ ^
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では再開します♫
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ここで2回目のブレイクタイムです♪
お腹カポカポになってしまいますかね^^;
こちらの花は、昨夜もらった “3つめ” の父の日プレゼントです✨
10枚撮影して一番キレイに撮れたと思ったものを選びました☺️
一輪の黄色いバラ。いつもの花めぐり散歩では一輪咲きの花にまず足を止めることなどない自分が、この一輪の花を少しでも美しく撮りたくて、角度を微調整しながら何度もシャッターを押している。
うまく言葉にできませんが、「こういう気持ちを大切にしていかなくちゃな」って思いました。
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では江戸の花菖蒲、ラストスパートです♫
🌆暮れなずむ町の・・
ここは堀切菖蒲園から徒歩数分のところにある荒川の土手。
こんな景色を見て僕が思い出すのは、
『3年B組金八先生』
わかる方にしかわからなくて恐縮ですが^^;、僕は “15歳の母” と同級生で、当時の3Bの生徒たちと同タイミングで高校受験をした世代なのです。
舞台となる「桜中学」は東京都足立区立の学校でしたが、東武スカイツリーラインの「堀切駅」が最寄駅であることは知っていました。
ふと、スマホのマップで、今立っている場所から堀切駅までのルートと所要時間を確認してみました。
徒歩18分。ネットで調べてみたところ、“桜中学”は、上掲の地図の赤マルのあたりにあったようです。ドラマでよく登場した荒川の土手と河川敷は、この日に僕が立っていたのとは反対側ですね。
いつも花めぐり散歩の日は15,000〜25,000歩ぐらい歩いているので、もう余裕で歩ける距離だったのですが、「来年また堀切菖蒲園に来た時のお楽しみにとっておこうかな」って気持ちになり、今回は訪れませんでした。
訪れなかったその理由を振り返ると。
ひとつは、実はこの日の午前中には、3つ前の記事の舞台;明治神宮御苑も訪れており、午後に訪れた堀切菖蒲園と併せてもう十分満足だったこと。
そしてもうひとつですが、ネット検索して知った「桜中学のモデルの学校は2005年に閉校しており、現在は “東京未来大学” が再利用(リノベーション)している」という事実が、なんとなくちょっと寂しく感じたから、だった気がします😌
この章を書いている間ずっと頭の中で、「暮れーなずーむ町の〜♪ ひかーりと影のーなかー♫」って流れているので、YouTuberさんにお借りしたいと思います。
昨年は満開の花菖蒲に会えた喜びだけの体験でしたが、今年は堀切の町の方々の心を、自分なりに感じた気になれたことで昨年よりもっとほんのりな幸せの菖蒲鑑賞をすることができました。
うん、来年もまたこの町に来よう♫