今日の記事は、満開の桜をめぐりながら心に浮かんだことを、“2つの物語” を書いている気分で綴っていきたいと思います^^
※上掲の写真は、今回の物語では登場しない皇居東外苑の桜です。“緑色”がいい仕事をしているので使いたくなりました♪
🌸第1話:今ここ
🍀今の暮らしの中の桜
僕が住んでいる町から最も近い東京の桜の名所。それはJR国立駅から始まる大学通りの桜並木です😊
今年の大学通りの桜はこんな感じでした。
どんよりお天気なのが残念 m(._.)m
別の日のもう少し晴れている日に、国立駅で途中下車してホームから全景を撮ってみましたが、ガラス越しでなんだかブルーがかっていますね、、
晴れ日の日中に、あらためてこの大学通りの満開の桜を観に来ることは難しいかも、と悟った僕は、、
「ライトアップ夜桜in国立」に臨みました!
夜桜鑑賞に行ったのは初めて、ブログ記事に夜桜の写真をアップするのももちろん初めてなので、なんだか少しワクワクします♫
いつもと違うこういう感じもたまにはいいですね♪
🍀ふるさとの桜
さて、ほんの数日前、僕は、埼玉の実家に日帰りしたのですが、実家で暮らしていた幼少から学生の頃にいつも歩いていた、駅から自宅までの町中の道の途中で、あっと驚く“桜の名所” に遭遇したのです。
こんなに桜が咲いていた当時の記憶がなく、昔は桜が植えられてなかったからそれは当然のことなのか、それとも当時は桜に関心がなくて覚えていないだけなのか、いずれにしても僕のこれまでの現実には存在していなかったわけで、この遭遇には大変驚きました。
さらに、この場所から5分ほど歩いたところでは、こんな光景にも出会いました。
「こんなにたくさんの桜が咲く町で僕は育ったのかな・・」なんて思いながら、スマホ撮影に夢中になった僕。
🍀つながり
埼玉の実家のある町には、社会人になるまでの約20年住んでいました。社会人になってからは、大阪府の堺市、神奈川県の横浜市、での生活を経て、今住む東京都のいわゆる「多摩」エリアの町に住み始めてもう20年以上になります。
思い起こせば、子供の頃、東京都に住むなんてことは、全く夢にも思いませんでした。もちろん大阪や横浜もしかりです。
でも、今回、今住むエリアの町そして実家のある町にも、同じタイミングで同じように桜が満開で咲いているのを見て、「つながってるんだな・・」って思いが心に浮かんできました。
埼玉→大阪→神奈川→東京。これまでの人生、いろいろな巡り合わせやご縁があってそれぞれの場所に住むことになり、それらはずーっとここまでつながってきていて、今だってそれらは僕の中に一緒にあるんだよな、って思いました。
「そっか、全部つながってるし、今も全部ここに一緒にあるのか」なんて思ったら、なんでしょう、なんだか少しホッとしたような、そんな気持ちになったのでした。
この第1話の結びは、つい最近、友人から教えてもらった『カリンバ』という楽器で演奏されている、中島みゆきさんの名曲を、YouTube動画からお借りします。
春を感じさせる、オルゴールみたいなとっても優しい音色ですよ♫
🌸第2話:まつり
東京都に20年以上も住んでいるというのに、シーズンに未だ一度も訪れたことのない桜の名所。
それは『上野恩賜公園』と『千鳥ヶ淵緑道』。
ついに!やっと?行ってきましたので、それぞれの満開の桜をご覧いただこうと思います。
今回気づいたのですが、、花の接写ばかりしていては、どこの桜も同じに見えてしまうので、スマホカメラマンであっても、「その場所ならではの風景」という見え方も大切にしなくてはいけないですね。
🍀上野恩賜公園の桜
この日の空にはとっても不思議な大きな横長の雲がずっとありました。きっと “縁起のいいもの” です♪ これからアップする写真の中の何枚かに出てきますので、「どれのことだろう?」って探しながら、桜をメインに^^;ご覧いただければと思います😊
🍀千鳥ヶ淵緑道の桜
本当にとてもたくさんの人が観に来ていました。「よくニュースで取り上げられてるもんなー」とつぶやく、名実共に?!東京都民感覚に乏しい僕は、都民と言うより多摩エリア住民としてのアイデンティティなのだろうと思います(笑)
何点か写真をアップしますのでご覧ください♫
もっと広大なスケールだったように思うのですが、再現しきれなくて残念 ^^;
🍀多摩の都立公園の桜
今回の満開桜めぐりを通じて、多摩エリア住民としての意識が一層高まっている僕としては、今年の満開桜記事の締めは、やはり多摩エリアの桜で飾りたい!
そこで白羽の矢を立てたのが、
『都立小金井公園』
ここも東京都の桜の名所、昨年もこの公園の桜で記事を書きました♪
ここの桜は、樹の1本1本の存在感・生命感がすごくあって、花を咲かせる姿も“広大”って印象です。
存在感・生命感、広大さ、が少しでも感じていただけるような写真を選抜しましたのでご覧ください♫
これまで僕はずっと、桜のことをこう思っていました。
「桜の花は人生の象徴。有限の人生なのだから精一杯生きましょう、というお手本を示してくれている存在である。」
依然としてこれはすごく大切なメッセージだとは思うものの、僕の中では短命の桜の花に対する切なさのイメージの方がどうにも強いことが気になっていました。
しかし、今年、桜の花めぐりをしていて、今更ながら気づいたことがあります。
それは「桜は花が散って命を終えてしまうわけではない」ということ。生命の本体は桜の樹であり、花の開花は、言うなれば、桜の樹が催す毎年恒例の “おまつり” みたいなものなのだ、いうことです。
花だけに焦点を当てるから、「はかなく切ない」と感じられてしまうけど、これは桜の樹が催す毎年恒例の「生きる喜びを表現するおまつり」なんだってとらえて明るく “一緒に” お祝いすればいいんだ、って、特に小金井公園の個性あふれる幹や枝、そして満開の花を見ているうちに感じたのでした。
生きる喜びを表現するおまつり。
藤城清治さんの影絵『生きるよろこび』をまた思い出しました。
桜の樹にとっては、開花に限らずそもそも日々のあらゆる変化が生きる喜びの表現なのかもしれないな・・・
そんなことを考えているうちに、僕は、約20年前に自身の器量不足が原因で疎遠となったまま現在に至っている大切な友人のことを思い出しました。
数年前、彼がFacebookをやっているのを知ったのですが、そこで彼がプロフィールとして書いている好きな言葉が 『人生は祝宴である』 でした。
『桜の樹のおまつり』と『人生は祝宴である』。この2つが、なんとなく同じ意味合いのことであるかのように感じられました。
今、生きていること、生かされていること。それ自体が全部おまつりであり祝宴。
おまつりと祝宴に共通するものは・・・「感謝」の心、なのでしょうか。
そんな世界観を、心の片隅にでも持っておいて、時々思い出せるだけでも、もっと心穏やかに、そしてほんのりワクワクな毎日が増えてくるのかもしれないですね。
※今年見に行けなかった東京の桜の名所;目黒川の桜の写真を、無料サイトさんから拝借しました。
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今年の満開桜の記事、じっくり味わいながら楽しんで書くことが出来ました^^
物語の良し悪しはさておき^^;、桜の写真で少しでもほんのり、あわよくばワクワクを感じていただけたら嬉しいです♪
チャレンジを終えてからのこの2週間、心を緩めっぱなしで過ごしてきましたけど、4月もスタートしましたし、心に力を入れ始めなくっちゃ、ですね。