猛暑の中を出かけるのを先送りしたい日も時にはありまして^^; そんな昨日、映画を観てきました♪
『トップガン マーヴェリック』。
これまでの記事で映画を取り上げたのは計4回。過去4回同様、今日の記事も映画の論評ではありません。「ではありません」って言うより、それは技量不足で「できません」。笑
映画を観ながら、考えていたこと、感じていたこと、そして鑑賞後に考えたことを中心に綴っていきたいと思います♪
映画をテーマに書く記事の時は、文字多めになること必至なのですが^^;、丁寧に書きますのでお読みいただけると嬉しいです。
🎦映画のご紹介。
こちらは当映画の公式サイトです。
下掲は上記のサイトから引用の “ストーリー” です。
そしてパラマウントピクチャーズの予告動画。こちらをご覧いただいて、「あーなんか観たいかも!」って思われた方は、きっと期待以上の満足は得られるのではないかと思いますので、ぜひ劇場に足を運んでみてください😉
📕『トップガン』と僕。
前作の日本公開は35年前。実は僕が社会人になった年です。大阪に配属されて数ヶ月経った秋?ぐらいに、同じ独身寮に住む同期入社の2人と休日に観に行った、と思います。
この映画を観た当時、最も印象的だったのは、トム・クルーズの “美しさ” だった気がします。
「こんなに顔カタチの整った外国人の男性、初めて見た🫢」
言葉にすればこんな感じだったでしょうか。
映画自体は、当時の僕からは最も遠いところにあるとてもカッコよくロマンティックな世界、という感じで、社会人になってまだ一年も経たない僕にとっては “憧れの未知の世界” だったかもしれません。
当時、映画のサウンドトラックCDをレンタルして録音したカセットテープを持っていました。今ふと、「もしかしてまだ持ってるかも?」と思って探してみましたが、どうやらカセットテープなるものは全部処分してしまったようです。。
前作の挿入曲の中で、耳にするとあの頃の、“恋に憧れながらも彼女はいなくて仕事だけしていた” 大阪生活の感覚が懐かしく湧き上がってくる一曲があります。「fall in love」フレームで素敵な動画を作られているYouTuberさんにお借りしますので、当時、前作をご覧になられた方は、ぜひ懐かしさに少し心を委ねてみて下さい☺️
🚦3つの想い
35年ぶりの新作。
今回の映画を観て湧いてきた思いや考えを中見出しのタイトルにすると下記の3つになります。
🔴年輪
🟡多様性と絆
🟢思考と行動
では順に綴っていきます^^
🔴年輪
トム・クルーズはこの続編の制作権なるものを決して他の人に渡すことなく、本当に長い時を経てまた自らが主役を張ってその続編を世に送り出しました。
彼は僕よりも数年年上。続編の主役をやるにはちょっと無理があるのではないか、って、映画が始まるまで思っていました。
そして映画が始まり、彼の顔のアップが。
年齢の割には若くてやはりカッコいいとはいえ、35年前の彼の美しさの印象がとても強かった僕には、「あんなに美しかったトム・クルーズでもやっぱり歳を取るんだなぁ。。」ってまず感じました。
次に感じたこと。
「腕や胸の筋肉がすごい・・🫢」
映画に出てくる若い訓練生達よりも分厚い筋肉のように見えました。
さらに彼の全力疾走する姿。全力疾走できること自体がすごいのに、太ももの上がり具合も両腕の振れ具合も、まるで僕が中学2年生の時にクラス対抗リレーのアンカーで走った時のようです😂 ちなみに僕は全力疾走はもう30年ぐらいやっていないし、怖くてとても出来ません。。🙇🏻♂️
そして何よりすごい、カッコいいと思ったのは、若い訓練生たちに「おじさん」とからかわれても決して絶えない笑顔。苦笑いではなく自然な笑顔に見えました。演技とは言え、きっと日常のトム・クルーズもこんな感じなのでしょう。
できる努力を重ねながら、歳を重ねたありのままの自分を受け入れて今ここをしっかり生きる男。
この映画の“マーヴェリック”とそれを演じるトム・クルーズは一心同体であることを確信することができた僕は、映画のラストシーンも、より自然に受け入れることが出来ました☺️
🟡多様性と絆
前述の「年輪」の話にも通じますが、トップガンの教官である、トム・クルーズ演じる “マーヴェリック”は50代後半、訓練生のメンバーはおそらく全員が20代。自信満々の20代の若者から見た50代後半の教官は “旧時代のおじさん” にしか見えません。絆をつくるのも高難度です。
しかし、僕らの社会生活を思う時、「世代間で絆を築いて協働していく」ということは、これからの時代においても大切なことであるように思います。
では世代間で絆を築くために必須なこととは?
同じ土俵、条件下で勝負をして高齢の人間が勝つことで、若い人に「負けた」と認識させること?
“レジェンド” であるマーヴェリック教官にはそれが出来たとしても、現実の世の中の多くの出来事において、歳を重ねた人は生物学的な理由でどうしても若い人には敵わないことはあります。
それを思うと、僕らの社会生活における世代間の絆づくりは、同じ土俵と条件下での勝負ではなく、まずお互いのできること・できないこと(できなくなったこと)を明らかにして認め合った上で、各々が今持っている強みを尊重し合って生かして行けるようになることが必要なのだと思います。
それに、そもそも生物学的な理由以外で、年齢が自分よりはるかに若くても自分が不得手なことを簡単にやれてしまう人、自分とは全く違う魅力を持っている人は確実に存在するのです。
僕はそのことを、昨年夏からのチャレンジの同志の仲間達を通じて確信しました。若くても自由を求めて行動を起こせる力が僕よりはるかにすごい人。若くても物事を客観的事実としてとらえる力が秀でていて不安・悩み化せずに行動を起こせる力が僕よりはるかにすごい人。
世代間の絆づくりは、若い人達よりも、歳を重ねた側の人間の“思い込み”や“メンツ”を手放すことがまず先決なのかもしれません。「自分より若い人は格下」ととらえたい幻想は昇華させることが肝要。
映画のラストシーン自体は、ハンカチを強く握りしめながら✨大いに感動したのですが、観終わってから思い返してみると、上記の考えが表出してきたのでした😌
🟢思考と行動
「考え過ぎるな。行動を起こせ!」
この言葉は、今回の映画の中で一番印象に残ったフレーズです。
このフレーズの解説をネタバレしないようにうまく書く自信がありませんので、同じ“根っこ”と思えるような話に転換して綴りたいと思います。
映画を観た日の夜にやっていた民放のマツコ・デラックスさんのテレビ番組をたまたま観ていたのですが、その日のゲストだった堂本剛くんが故ジャニー喜多川さんについて「ジャニーさんは直感の人だった」と言う話がありました。
となると、ジャニーズのアイドル達がジャニーさんの言葉としてよく言う、「YOU、やっちゃいなよ!」も、きっとジャニーさんの直感由来だったのでしょう。そしてジャニー喜多川さんが築いたジャニーズ事務所のここまでの発展を見れば、直感を信じて行動することが人生の成功の秘訣のひとつなのかもしれません。
では「直感とは何か?」ですが、僕は、「良心」「愛」「思いやり」「慈しみ」などから、思考を経由せずに湧き出てくるものなのではないか、って思っています。
“考えることは大切、でも考え過ぎると物事はうまく行かなくなるので、最後は直感を信じて行動すること”
これが、今回観た『トップガン マーヴェリック』で、僕が最も示唆を受けたメッセージになります✨
0️⃣エピソードゼロ
これは映画のストーリーに関することではなく、僕の心の中のことです。
僕は、いつの日からか、人が殺されるリアルなシーンのあるドラマや映画を観ると辛くなってしまうので避けるようになって久しいのです。気分が悪くなるほどではありませんが、なるべく観ないようにしています。子供の頃は刑事ドラマやホラー映画、そして“正義対悪” の物語は大好きだったので、本当に “いつの日からか” です。
今回の映画では、戦闘の撃墜シーンは終盤までなく、撃墜シーンでもその大半は脱出したり、あるいはきっと脱出できただろうと思えるタイミングのものだったのですが、それでも撃破された敵側の襲撃機の内の数機は「あれは脱出不可能だったろうな」ってシーンがありました。
そのシーンを観ていた時は、トップガンの危機の映像と一体化して「あっ!」って声を出すぐらいもう夢中でしたが、今こうして振り返ってみると、「あのパイロットは死んじゃったよな。。」と。
“悪” である敵側、とはいえ、「そのパイロットにも愛する家族がいてその家族を守るためにはその仕事を嫌でもやらざるを得ない状況だったのかもしれない」という風に思いが巡り始めると、なかなか複雑です。。。映画はフィクションなんですけどね(><)
映画を観ている時にこの思いが湧かなくて良かった、と思います。
信じる正義の実現を、誰かの命を奪うことをせずとも、まず直感を大切に、そして絆を強めながらお互いの違いを尊重し、生かし合って協働して行けるような時代が来るといいなぁ・・・。
そんな僕はやっぱりこの絵を見るとホッとします☺️
追)僕はうっかりやり損ねましたが、これから続編を観に行かれる方は、35年前の第1作をまたご覧になられてから行かれた方がより続編を楽しめると思います♪