“緑色”的な僕のほんのりワクワクblog

ほんのりワクワクがたくさんの毎日を♪

人生はメリー・ゴーラウンド。

今日は、先月の引越し休暇中のメインイベントであった『実家のお引越し』に再度焦点を当てて、秋の花の彩りを感じながら想いを綴ろうと思います^^

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📦お引越し前。

9月に唯一花めぐりの散歩をした日に、大きな公園を2ヶ所ハシゴしました。時短を図るため移動には珍しく車を使って。

その日訪れたひとつ目の公園で出会ったメインの花は、前回の記事で取り上げた『秋桜』です。

そして、ふたつ目の公園で咲き誇っていた花は・・

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彼岸花です。

想像していた以上に、文字通り咲き誇っていて、「なかなかすごいな、ここは。」って、思わず独り言が出ました。

どんな感じですごかったかというと、

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こんな感じですね(╹◡╹)

📦📦📦📦📦📦

その数日後。

オフィス出社の前に実家へ立ち寄ったある日、引っ越し関連の要件を終えて家を出ると、家の前でふと“その存在” に気づきました。

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オフィスに向かう電車の中から、母に、上掲の写真を同封してメールを送りました。

「家の前で彼岸花が咲いていましたよ☺️」

そのメールに対しての母からの返信メッセージがこちらです。※(  )内は僕の加筆です。

彼岸花はパパの好きな花 我が家が植えた花
今年の花は軸が大きく最後の存在を見せて居るように感じました 外に出ないので(私は)気づかず、(あなたに)気づいて貰えて(良かった)最後の我が家の彼岸花に「有難う」と、つい言葉が出ました

 

🧹お引越し後。

荷物の移送作業が終わった数日後、僕はひとりで実家に完全クローズ前の最終確認で訪れました。

こちらの写真は、今年の正月の時のもの。

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これがこう変わりました。

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何もなくなったリビングとキッチン。

50年以上前、父と母がここに引っ越してきた時は、この部屋がピカピカの状態だったのです。当時の両親の “始まりのワクワク” が、ほんの一瞬ですが少しだけ感じられたような気がしました😌

 

さて、こちらの場所。

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キッチンの前のスペースの写真です。

実はこの場所にはとても悲しい思い出があります。

それは僕が小学5年生の大晦日の夜。ほとんどの家が、そして我が家だってもちろん、少なくともこの日だけは平穏でハートフルなひとときが保証されていたはずでした。何の疑いもなくそのはずだったのに・・・子供からすると “悪夢の年越し” に一転する出来事の幕開けとなった場所がここだったのです。

その悲しい出来事から生まれたのかもしれない、僕の中にずっとある、信念とも言える強い思い。

「みんなが笑っている平穏で幸せな日に、自分の家族に悲しい思いをさせる人間にだけは絶対になるまい」

youtu.be

YouTubeからお借りした素敵な動画をバックにした上掲の曲。この曲を、夜にひとりで車を運転しながら初めて聴いた時、僕は思わず感極まって少し嗚咽が漏れるような感じで涙があふれたことを思い出します。きっかけとなった“事件”は異なっていますが、“思い方”がなんだか自分と重なるように感じられるのです。

僕が経験したあのとっても悲しかった思い出も、数えてみればもう47年も前のずいぶん遠い昔々の出来事です。

 

ちょっと重たい話を書いてしまいました^^;

しかし。

今こうして記事を書きながら思い返すと、「それでもこの場所は、僕が育った家族にあった幸せの、唯一最大の源泉でもあったんだよな😌」って気づきました。

母は独身の頃、料理教室の先生をやっていたこともあり、自他共に認める料理の腕前でした。

人目が無駄に気になりだした中学生の頃、学校に持参したお弁当のおかずが豪華すぎてふたを開けるのが恥ずかしかったため、母に「もうご馳走でなくていいから、もっと普通の、地味なやつにして」と頼んだ記憶があります。今思えばすごくバチ当たりですね。。。

「この場所に立って、来る日も来る日もさまざまなご馳走を作ってくれたんだよな・・・☺️」


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「陰」も「陽」も両方あった場所。すでに僕はその「陰」を今の幸せにつなげられているはずです。だからその2つを統合して、これからはもうポジティブな思い出の場所として記憶に残そうと思います。

 

次はこちらです。これは玄関の扉を開けて真っ正面にある壁です。つい先日まで壁の左側には三面鏡が設置してありました。

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これは「原状回復すべき箇所?」と気づきました。

こんなふうに柄のある模様紙が貼られていたのです。


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剥がしました。 

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しかし、さらに左側を見ると。。。

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トイレのドアとその横の壁。同様の柄の模造紙が貼られていました。

それをじーっと見つめる僕。

とてもきれいにカットして丁寧に貼られています。


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ふと思い出した昔の記憶。

それがいつだったのか正確には思い出せませんが、僕がまだ10代だったのは間違いありません。ある日の朝、母とこんな会話がありました。

母:「今日、帰ってきたら、あっ!!ってびっくりすることがあるから楽しみにしててね!!」

僕:「ふーん、そうなんだ。なんだろう。。」

そして帰宅してみると。

母:「ほら、すごいでしょー✨✨」

僕:「えっ?何? あっ、これ貼ったのか。」

母:「もう!!こんなにきれいになってすごいじゃないの!!もっと感動しなさい😆」

僕:「うん。そうだね、きれいきれい。笑」

あの時もっと喜んであげられる感度、あるいは器量があったらよかったのに。

って思い出したら、トイレのドアとその横の壁の模造紙はもう剥がす気にはなれず、どちみち建物ごと壊されてなくなってしまうのですが、あえてそのまま残して退去することにしました@(・●・)@

 

下掲の写真は、社会人になって家を出るまでずっと僕の机があった場所。


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そしてこちらはトイレの内面の壁の接写。

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小学校の頃よくやっていたテレビの心霊特集で、「壁や天井に霊の顔が浮き出る」みたいな話に感化されて家の中を探しまくり?!見つけたのがこの写真の箇所だったんです。なんとなく人の横顔に見えませんか^^;   今こうして見ると、、、、なんてことでしょう、全くそんなふうに見えないですね(笑)

そして、こちらのベランダです。幼稚園卒園後の春休みに母の実家へ一緒に里帰りで長期間留守にしていて、帰ってきたら、僕が出かける前に草むらで取ってきて壁に立てかけておいたカマキリの卵付きの木の枝の卵が見事にかえっていて、辺り一面カマキリの幼虫だらけになっていたという、はるか昔の思い出がある場所です。


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🧹🧹🧹🧹🧹🧹🧹
何十年ぶりかでほうきを使って室内を掃いてゴミを塵取りで取り、最後にそれぞれの部屋に一礼して小さく一言。

 

        ありがとうございました。

 


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この日は、退去した実家の近くのあちらこちらで、キンモクセイが満開でした☺️

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🎠人生は・・・

引っ越し本番を終えた最初の週末。久しぶりに自宅の近所へぶらっと散歩に出ました♪

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今年は萩のトンネル、見に行き損ねちゃったなぁ。

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そして、また出会えました^^

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先日見た、家財が何もない実家の部屋。それは50年以上前に新居として両親が目にしたのと同じものだけれど、目の前の事実から創り出された現実はそれぞれ全く別のもの。退去した実家の周辺で見たキンモクセイは、今僕が生活している場所にも同じように咲いているけれど、それを見て僕が創り出す現実もやはり別のもので。

人生、同じようなシーンがめぐりめぐってくるけど、そこから創り出される現実は異なっているんだよな。

なんてことを思っていたら、昔、なつかしい曲のタイトルがふと頭に浮かんできました。

『メリー・ゴーラウンド』

僕が確か高校2年生ぐらいの時に放映されていた『キッド』という堺正章さん主演のドラマの主題歌だった曲です。ちょっと長くなりますが、歌詞をフルコーラスで載せますね。

メリー・ゴーラウンド

作詞:有川正沙子     作曲:寺尾聰

ねえ 知ってるかい
人生はメリー・ゴーラウンド
偶然に 君と逢えるなんてさ

何故 あの時 別れたの
俺にはめずらしく
忘れられずにいたよ

いつだって たった一言を
探せずに終るさ
愛なんて後で気付くもの
何気なく 突然

ねえ 知ってるかい
人生はメリー・ゴーラウンド
向い合う 昼下りのカフェで

ねえ 気まぐれな
人生はメリー・ゴーラウンド
もう少し 早く逢いたかった

そう 君をまだ好きだけど
ようやく想い出に
することができたよ

あの頃と同じ季節なら
街角に来るけど
あんな恋 二度と出来ないぜ
たとえ また 君でも

ねえ 知ってるよ
人生はメリー・ゴーラウンド
また いつか
お茶でも飲めるだろう

ねえ 知ってるかい
人生はメリー・ゴーラウンド
偶然に 君と逢えるなんてさ

男性目線で恋愛を歌う歌詞ですが、まさに「人生はメリー・ゴーラウンド」みたいだよなぁって同感。

YouTuberさんに音源をお借りしましたので、もしお時間に余裕があったら少しでも聞いてみてください♪

youtu.be

今聴き直しても、古さを感じさせることなく素敵なサウンドだなって思いますが、もし寺尾聰さんの『ルビーの指輪』がレコード大賞を取った頃に何かしらの思い出がある方だったら、寺尾さん独特の低音とメロディーラインが、その懐かしの出来事を思い出させてくれる一助になるかもしれません☺️

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