今日の記事も今年のみどりの日、都立神代植物公園を舞台とする内容です(╹◡╹)
記事のタイトルの終わりにつけた “diversity” ってどう言う意味かご存知でしょうか?
僕がその意味を知ったのは、ここ5年内のことで仕事を通じてでした。
『ダイバーシティ』の意味は「多様性」です。しかし僕は今だにこんなイメージが先に浮かんできてしまいます^^;
さて、それでは園内散策のスタートです♪
まず、「この植物公園で印象的な植物は?」と自問して、僕の頭に最初に浮かんだのはこちらの花。
大温室の『ヒスイカズラ』です(╹◡╹)
ヒスイカズラはフィリピン原産の絶滅危惧種なんだそうです。日本では植物園等での温室栽培が主だそうですが、沖縄では温室外で栽培されているとのこと。
「温室外で咲くヒスイカズラ、見てみたいなー✨」
ということで、突然ですが、沖縄県読谷村の松田さんのご自宅の “ヒスイカズラ棚” に、僕と一緒にちょっとだけお邪魔してみませんか?笑
藤棚みたいですね😃
それでは短めのBGMをかけて🎶
園内の散策へ出発です✨
まずはしゃくなげ園の『しゃくなげ』から♪
続いてはしゃくやく園の『しゃくやく』です🎵
僕はこの日までずっと『しゃくなげ』と『しゃくやく』は同じ属の植物なのかと思っていました。その理由は「どちらも“しゃく”がついてるから」。
しかし。
しゃくなげはツツジの仲間、しゃくやくはボタンの仲間、だそうです🫢
さぁ、どんどん歩いていこう!
あれ、『アナベル』みたいな?
『オオデマリ』、日本産の園芸種で「草花」ではなく「樹木」なんだそうです^^
左側が『オオデマリ』、右側が昨年別の公園で撮影した『アナベル』です。
アジサイ好きの僕ですが、実はアナベルはなんとなく “ちょっと違う” 感じがあって.....
「オオデマリの方が好きかも^^;」
「なんだあれ?なんかちょっとケーキみたいな🫢」
この花木の名前は?
『ホオノキ』=朴の木。
初めて見ました。
ネットで調べてみたら、「日本自生の樹木の中では、最大級の葉と花をもつ」んだそうです。
さらに「へーーーそうなんだぁ」と小さな感動があったのは、「朴葉焼き」の葉っぱはこの『ホオノキ』の葉であるということ。葉が大きくて天然由来の殺菌作用があるため、古くから器の代わりや食材を包む材料として使われてきたんだそうです(╹◡╹)
色こそ違えどなんとなく同じようなノリ?の花木が前方に見えました。
この花木の名前は?
『ベニバナトチノキ』。
大正末期に渡来した園芸種ゆえ、野山には見られないそうです。
「あれ、なんだろう?花みたいの咲いてるよね?」
これは・・・
こんなに 小さい“花” のもあるのか....🤔
先ほど遭遇した『ホオノキ』みたいなノリの花木、また現れました🫢
なんかまた見たことない、気になる装いの花が咲いてます......^^;
この花木の名前は。
『ユリノキ』。別名の『チューリップツリー』は、「なるほど!」ってちょっとしっくり(╹◡╹)
この花木、なんか気になって、結構長い時間そこに留まって、下から見上げていました☺️
「あっ、カンヒザクラ!」
3月にはこんな装いを見せてくれていた木です。
「サクランボがなってる🍒😃」
自然な感じで整備された雑木林の中を歩いていくと、今まで知らなかった草花がちらほらと^^
本日は2種だけご紹介です♪
こちらは『バイカウツギ』。『梅花空木』と、漢字で目にすると、グッと親近感が湧きます☺️
そしてもう一種。
萩のトンネルに巻きついて咲いていました。
このつる性の植物のお名前は。
『ウキツリボク』。ブラジル原産だそうで漢字で書くと『浮釣木』....🤔
英名だと『チロリアンランプ』😃 確かに小さなランタンが吊り下がってる感じですね✨
どんどん縁の奥に向かって歩いて行くとこんな風景が。
「おっ、これはもう絶対名前を忘れない自信がある、この間覚えたばかりのあれだ!」
『シラン(紫蘭)』✨
この植物、認識した途端、公園の花壇や個人のご自宅の庭等、街のいたるところでこの時期に咲いている花だということを知り、ちょっと感動です♪
いつものように(笑)ぼーっと歩いていたらきっと見過ごしてしまったと思うこんな小さな風景。
初めて日本に来たハナミズキを原木のDNAを持つ苗木でつなぐ。
その思いを感じてほっこりします☺️
「初めて日本に来たハナミズキ」で思い出したことがありました。
当時、米国からはハナミズキと一緒に贈られた花木があったのです。僕はそれをつい1ヶ月ほど前に知ったのですが、その花木、ご存知でしょうか?
この日の植物公園では逢い損ねてしまったため、数週間前に別の場所で撮った写真でお話を進めます。
その花のつぼみはこんな風に金平糖みたいな。
これが咲くと......
この花木の名前は『カルミア』♪
なんて知ったかぶりでご紹介していますけど、僕がこの存在を認識したのはつい1ヶ月前です^^;
シャクナゲとは何の関係もないけど、『アメリカシャクナゲ』と言う和名もあるそうです。
先ほどのシランもそうですが、一旦認識した途端に、いろんなところで目にするようになりました。“知れば知るだけ世界は広がる”って全くその通りですね☺️
さて、この日の神代植物公園では“とても珍しい”ニュースがあったんです。
ニュースの見出し:「竹の花が開花」
竹はめったに咲くことがなく、その仕組みは今でも謎が多いそうです。約60年〜120年に一度咲くとも言われているそうで......。この植物園でも過去に咲いたという話は聞いたことがないそうです。
下掲の地図の左側の赤丸が正門、右側の赤い四角枠が竹園エリアです。
うめ園の裏ですが、竹園の存在自体をこれまで認識していませんでした。
竹園にたどり着くまでの散策路からの風景^^
竹園に到着しました!
「えっ?竹の花はどこ????」
周りを見渡してみると。
みんな写真撮影しています。
順番待ちして僕もその場所へ。
「えっ、これが竹の花なんだ.....🫢」
イネ科の竹の花は、一見「枯れてるの?」って見える、稲穂のような装いでした☺️
だから満開に咲くと、竹林全体が枯れてるみたいな風景になる。
竹の花が咲くと不吉という“言い伝え”があるそうですね。なぜそう言われているかネットで調べてみると、こんな感じでした。
生前に見た人がほぼいない
滅多に咲かない花が突然まとめて咲くのが不気味
花が咲いた後に一斉に枯れる
一斉に枯れた後、復活まですごく時間がかかる
ちなみに、一斉に枯れてしまう理由は、竹は地下で茎がつながっていて、いわば竹林全体が1つの植物のようなものだからだそうです。
いずれにしても、竹の開花が不吉とされる理由は、人が勝手にそう創り上げたもの、って感じます。竹が種の存続を図るために持っている固有のリズムなんだと思うので、今回の開花に対して神代植物公園の広報の方がコメントされていた、「初めてのことで珍しい現象のため、いつまで開花しているか今後の竹林がどうなるか私たちも分からない。」「この機会に見守っていただければ。」というような自然な思いと姿勢が一番いいのではないかなって感じました。不吉だ不吉だって強く思ってると、本当にそういう現実を創り出してしまうこともありますしね!
以上で今回の記事はおしまいです🎵
この記事の最後は、竹の開花の話を書いているうちに感じた感覚にちょっとマッチする気がする、今から40年以上前の古い映画音楽の名曲で結びたいと思います☺️