もうすぐ親友が急逝して1ヶ月になります。
家族葬での告別式の時間帯、僕は都立公園でこんな景色を前に、流れ落ち続ける水の音を耳にしながらベンチに座っていました。
自然の中で聴く水の流れる音が好きです。いつだって包み込まれるような感じがするし、雑念が一緒に洗い流されて自分がクリーンになっていく感じがします。
彼が急逝した数日前、神奈川県の箱根に妻と一泊2日旅行に行きました。宿泊した宿は、箱根湯本温泉の老舗のひとつ、『天成園』という旅館です。
この宿の敷地内の庭園には2つの瀧があります。「延命の水」と呼ばれて昔から親しまれてきた箱根の名所とのこと。
一つめの瀧はこちらの 『飛烟(ひえん)の瀧』。
煙のように立ち上る水しぶき、がその名前の由来だそうです。
YouTuberさんにショート動画を拝借しますので、「水の音」、味わっていただきたいです。
そしてもう一つの瀧の名は、『玉簾(たまだれ)の瀧』。
名前の由来は、 岩壁を玉すだれのように水が流れ落ちるさまから、とのことです。
旅館の敷地内の庭園にある瀧だというのに、
いろいろな物語を携えている瀧でした。
こちらの瀧もYouTuber動画を拝借しますね。
ライトアップされた夜の庭園。
こちらが部屋からの景色。
せっかく目の前なので、妻に「ちょっとだけ下りてくるね」と告げて。


では水の音総集編。別のYouTuberさんから拝借した動画をお届けしますので、水の音が好きな方は、ぜひ一緒に感じてください☺️



ふと「1ヶ月前の今の時間、まだ彼は生きていたんだよな...」なんて思ったりします。彼がこの世からいなくなってしまったことに対して未だに現実味が感じられていません。すごく悲しいとか辛いもなくて。例えるなら「帰国日未定の長期の海外出張に出ちゃったからしばらくは会えないんだよな。まぁまた必ず会えるから大丈夫だ。」って感覚。
一方、腑に落ちたと感じていることがあります。それは......「人生って本当に有限なんだな」ってこと。思考のループにからまって、“これっぽっちも楽しくない遊び”で時間を浪費している場合ではないぞって思う。



今日の記事を結びます。今回の出来事は彼との “最後の別れ”。魂の不滅を1%の疑いもなく信じている僕にとっては、次に“再会”があることに1%の疑いもありません。再会後にはもうお別れはない気がしているので “最後の別れ” です。
再会した時に、彼から開口一番で「せっかく俺より長く生きたのに、なんか少しもったいない時間を過ごしちゃってたよね...」って言われないようにしなくちゃ。