こんにちは♪
梅雨明け前の先日、休暇を取って、自称;ホームグラウンドの国営昭和記念公園に行ってきました。前回の緊急事態宣言下で臨時休園があったこともあり、約2ケ月半ぶりの入園でした。
今日の記事では、普段なら足を止めることもなくその場を通り過ぎてしまっていたであろう植物達にあえて注目してみました、という視点で書きたいと思います ♪
コアラより子猫の写真の方が可愛かったもので^^;
「平日×午後から雨予報」の公園は。
今まで見たこともないぐらいのガラガラ。
貸切みたいな気分になれます♬
人がいなくてガラガラなだけでなく、日本庭園の池の水が抜かれてカラカラなのにびっくり。
よく見てみたら。
それでは、この日、公園で出逢い、これまでなら素通りだけど今回はあえてよく見てみた『植物5選』をご紹介します。
エントリーNo.1
前方に目に入った景色。
「あ、カシワバアジサイ。」
アジサイ好きの僕ですが、実はカシワバアジサイの印象は・・・
「ヌボーッと長い感じがしてちょっと苦手。。」
だからこそ今日はあえて近づいてよく見てみる!
「ん?」
「一つひとつはとっても可愛いじゃないか♬」
エントリーNo.2
「なんだろう?大柄のハナミズキの木みたい。」
「うわ、これ、花? 孔雀みたいでなんか変。」
というあまり良くない第一印象なので、あえてもっと近づいてよく見てみる!
「ネムノキ?昔話とか童話とかで聞いたことあるような??」
その時、僕のそばを一組のご夫婦が、こんな会話を交わしながら通り過ぎて行きました。
「ネムノキだわ。」「満開だな。」
「有名なんだな、この花木・・・」
その場でネット検索してみました。
【わかったこと】
- 夜になるとまるで眠ったように葉を閉じる習性があり、この様子から「眠りの木」と呼ばれるようになり、さらに転じて「ねむの木」と命名された。
- 古くから日本の文化人の目を楽しませてきた花木であり、松尾芭蕉や与謝野蕪村などの歌にも詠まれている。
- 花言葉は「歓喜」「胸のときめき」。
- 中国では“夫婦円満の木”と呼ばれ、非常に縁起の良い木とされている。
第一印象が、思いがけず見事に一転!
それ以上ネットを調べていくと、「ホントは怖い?ねむの木の都市伝説。」とか出てきたりしかねないので!?ここまで知った情報だけで、僕にとってのねむの木のイメージを確定させてしまおうと思いました。
エントリーNo.3
紫に黄色の小ぶりの花を発見。
近づいてみるとこんな感じで。
「んー、好みではないなぁ・・・」って第一印象だったので、よく見てみることにしました。
『ワルナスビ』。
よく見ただけでは心は動かなかったので、ネット検索してみました。
【わかったこと】
- ワルナスビ=悪茄子。北アメリカ原産で、100年ほど前に家畜の糞などを通じて不作為に日本に入ってきた。
- 実から葉まで全身に毒があり、人はよほど大量摂取しない限り死に至ることはないが、家畜が食べると中毒死することもある。
- 秋にミニトマトのような実をつけるが、原産地では「devil's tomato」(悪魔のトマト)「apple of sodom」(ソドムのりんご)などと呼ばれている。
- 繁殖力がとにかくものすごいが、草や茎に鋭い棘があるため駆除が大変。
好転どころかさらに第一印象は深まるばかり。。
ただこうは思いました。
「ここまでボロクソに評されているというのに、文字通り雑草のようにひたむきに?命をつなぎ続けているのはすごい」
その“生き様”にリスペクトだけして、あとはもう、“いてもいなくてもいい” ってことにしようと思いました。
人間だもの、全てを好きにまではなれないm(_ _)m
エントリーNo.4
「あ、紫色の花。」
初めて見た感じです。
“ちょっとワイルドな紫色のタンポポ” みたいな^ ^
どちらかと言えば好印象なので、もっとよく見てみることにしました!
なんて名前なのかな?と調べてみると。
『ヤグルマハッカ』。
気になる感が増してきたので、この花もその場でネット検索。
【わかったこと】
- 名前の由来は、薄荷(ハッカ)の近縁種で花の姿が鯉のぼりにつける「矢車」に似ていることから名付けられた。
- 北米原産で、通称『ベルガモット』。柑橘系の「ベルガモット」と葉の香りが似ていることからこの通称がついた。
- シソ科で一種のハーブであり、日本でも古くから薬草として利用されていた。その効果効能は「駆風(腸に溜まったガスの排出促進)」「健胃」「鎮静」。現在はハーブティーとして飲用されている。
さらには。
- このハーブは「物事を明快に、順調に運ぶための助けをしてくれる」と信じられている。
- 花言葉は「柔らかな心」「感受性豊か」etc
この花をよく見てみて思ったこと。
「10年後、この花のような雰囲気と内面を兼ね備えた “円熟した大人”の男性になっていたい」 かも。
エントリーNo.5
「ん?マーガレット? 季節が違うよなぁ。。」
あまり心は動かなかったのですが、だから、この花もちゃんと見てみることにしました。
『ヒメジョオン』。
「聞いたことある名前!確か、昔のユーミンの曲に、こんなタイトルの曲があった気がする・・・えーと確か、中学生の頃、そうそう、『ハルジオンヒメジョオン』とかいう、当時、なんのことだかさっぱりわからなかった曲名だ。」
長い独り言・・・
当時、ユーミンはテレビの歌番組にも出演していませんでしたし、僕はこの曲を一度も聴いたことがありませんでした。
「よし!その曲との初対面を、ブログ記事にする時に実現しよう!」
そう思った公園での時から時間を進め、記事を書いているまさに今この時、としてここからは書いていきます!
まずは、歌詞の引用です♪
割と短い歌詞だったので、フルで引用いたします。
「ハルジョオン・ヒメジョオン」
歌・作詞・作曲:松任谷由実
川向こうの町から宵闇が来る
煙突も家並みも 切り絵になって
哀しいほど紅く
夕陽は熟れてゆくの
私だけが変わり みんなそのまま
ヒメジョオンに埋もれて くちづけをした
土手と空のあいだを風が渡った
哀しいほど紅く
川面はゆれていたの
越していった日から 顔も忘れた
哀しいほど紅く
心は燃えているの
思い出すそばから葬るくせに
哀しいほど紅く
夕陽は熟れてゆくの
私だけが変わり みんなそのまま
こんな感じぐらいの紅色なんでしょうか。
ヒメジョオンの花言葉は「素朴で清楚」だそうです。かつての「ヒメジョオンに埋もれての思い出」とは、こんなイメージだったのでしょうか。
ハルジョオンはヒメジョオンにとてもよく似ている花らしいけど歌詞に全く出てこない。ハルジョオンとは「変わってしまった今の自分」のことなのかな・・・
歌詞の世界観の芸術度が深すぎて、僕にはヒメジョオン自体のイメージが作れなくなってしまいました^^;
無理にまとめず、ここでは、「ヒメジョオンとの出会いのおかげで、曲名を知ってから40年以上を経て、ユーミンの実際の曲を知ることができた」ってことまで良しとしたいと思います(^◇^;)
ユーミンさんのYouTube公式チャンネルにこの曲の動画がアップされていました。よろしかったらご覧ください。
松任谷由実 - ハルジョオン・ヒメジョオン (YUMING SPECTACLE SHANGRILA Ⅲ~A DREAM OF DOLPHINE) - YouTube
僕にとってこの公園は。
この公園がこんなにガラガラに空いているのを見るのはホントに初めてです。
いつもなら必ず誰かが座っているこのスペース。
実は、このスペースは僕にとって「特別な場所」なんです。
かつて、なんらかの壁にぶつかって悩みを抱いた時には、いつもこの公園に来て、このスペースのいずれかの一角に座って手帳を開いたものです。
この場所で、手帳にひたすら「自己との対話」を書き続けました。
- 何に悩んでいるのか?
- それのどんなところが悩みなのか?
- 僕はどうなればいいと感じているのか?
- 僕がもっとも大切にしたい「考え方」、あるいは「こと・もの」は何か?
- それをふまえるとどんな変化を望むか?
- その実現のために僕が実行すべきことは何か?
- 具体的にどうやっていく?
その場で答えまで出す覚悟をして来ていたゆえの全集中で、いつもあっという間に3〜5時間でした。
12年前、人生の大きな岐路となる意思決定も、この場所でしました。
その意思決定の結果、失ったものはありますが、しかし、僕にとっては人生で一番欲しかった幸せを得ることができ、今に至っています。
ここ、昭和記念公園は、僕にとっては「聖地」であり「楽園」でもある大切な場所なのです。
いつの日か人生の幕を下ろすことになるその直前まで、この公園を自身の足で歩いて花をめぐることのできる自分でいたいなぁ、って思います(╹◡╹)