“緑色”的な僕のほんのりワクワクblog

ほんのりワクワクがたくさんの毎日を♪

植物「から」ではなく植物「を」学ぶ。

こんにちは♪

今日は思うところあって、週末限定ブロガーのマイルールを崩して、平日投稿することにしました。

 

今日の記事は、東京都小平市にある『東京都薬用植物園』という名の、都内で唯一の薬用植物園で学んできた植物の話を、学校の授業を受けてきた気持ちで、書いていきたいと思います。

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この学校(植物園)の紹介

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この植物園は、昭和21年の開園で、国内をはじめ世界各国の貴重な薬草、草木、約1600種が栽培されているそうです。

この植物園の所在地は「小平市」なのですが、この植物園にほぼ隣接と言っていい最寄り駅の名は「東大和市」。なんで駅名にわざわざ「市」ってつけているのか不思議だったのですが、これは東大和市の“縄張り宣言”なのかもしれませんね(笑)

 

この植物園、入園無料だというのに、かなり充実した植物ワールドだったんです♬

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登校!

温室に入っていきなり目に入ったのは。

「花のアーチ?!」 

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驚きは、アーチを彩っている花。

「これ、本物?ドライフラワーじゃなくて??」

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直接触って確認したい衝動が湧いてきましたが、グッとこらえてあたりを見渡すと・・・

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これは本物の花でした。

明治時代の中頃、日本に入ってきたそうです。この名前は、源氏の白旗、平氏の赤旗になぞらえて、そして形が「くさぎ(臭木)」という花に似ていることに由来しているそうですが、臭木というイメージが良くないので、最近は、『ゲンペイカズラ(源平葛)』って呼ばれることが多いみたいです。鉢植えでよく売られているそうなので、今度、意識して花屋さんかホームセンターの店頭を見てみようと思います。ちなみに花言葉は「好機到来」だそうです!

 

さぁ授業スタート!

本日は6時間授業です。

 

1時間目:カカオ

引き続き温室の中です。

『カカオ』。もちろん知ってます👌

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目線を上に上げるとこんな標識が。

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矢印に導かれて、上を見上げると。

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「うわ、なんかおもちゃみたいな実・・」

再び視線を戻し、目の前にあった解説を読む。

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ひとつの実に「25〜36個の種子」

世界で流通している無数のチョコレートやココア製品の量に思いを馳せると、カカオの木って一体地球にどれぐらい栽培されているんだろう・・・って思いました。

ちゃんと調べればこの疑問も解消するのでしょうが、まだ1時間目なので無理せず流します(笑)

 

2時間目:タバコ

タバコの花。初めて見ました。「この花は何でしょう?」って3択クイズが出されたら、イメージが違い過ぎて、僕はきっと正解できません^^;

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赤に白抜きで「有毒植物」☠️

もともとは農業用殺虫剤の原料だったんですね。。

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この葉の部分がタバコ製造に使われる。

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周りでタバコを吸う人がほとんどいなくなり、商品パッケージを目にするのも、自動販売機のディスプレイぐらいになりましたが、その商品パッケージには、こんな自虐的な警告メッセージが表示面の半分ぐらいを使って書かれていますよね。

「たばこの煙は、周りの人の健康に悪影響を及ぼします。健康増進法で禁じられている場所では喫煙できません」

「喫煙は、様々な疾病になる危険性を高め、あなたの健康寿命を短くするおそれがあります。ニコチンには依存性があります」

実は、僕は生まれてこの方、一度もタバコを吸ったことがない稀少な昭和生まれ男子です。

快楽の誘惑に弱い僕がもしタバコを吸う人だったら、きっと何度も禁煙チャレンジに失敗して今も吸い続けているか、あるいは吸いすぎの害で身体を壊してもうこの世にいなかったかもしれないな、って思いました。(いつとは書きませんが)周りの友人達が吸い始めた頃にちょうど気管支炎になったおかげで、始めるタイミングを逃せて本当に良かった・・・

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3時間目:エキナセア

この花、バドミントンのシャトルみたいですよね〜。

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実は数週間前に行った昭和記念公園でも見かけていました。

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この花の名前は、和名で『ムラサキバレンギク』、学名は『エキナセア』だそうです。

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「欧米では、アレルギー緩和、免疫作用の活発化などの効果があるとされる」と書いてあります。

キャッチフレーズは、

「免疫を高めるインディアンハーブ✨」

昔からアメリカの先住民が大切にしてきた植物だそうです。

『免疫』は僕のツボに入っているので(笑)、その場でネット検索してみました。

このエキナセアは、体の免疫力を高め、感染症の予防として海外で人気を博しているハーブであるということです。特にドイツでの評価は原産国のアメリカ以上なんだそうです。

「免疫作用の活発化」につながるメカニズムとしては、含まれる成分が免疫情報をリンパ球に伝える役割を果たす細胞の活動を活性化させ、しいてはリンパ球の働きを促進させる、ということだそうです。

また、炎症反応時に働く、免疫細胞から分泌されるタンパク質の生成も促すと言われています。

さらには、含まれる物質に「抗菌」「抗ウィルス作用」もあるので、これが細菌やウィルスを鎮静化させる効果があると考えられているそうです。

そしてここが留意点でしょうか。

「エキナセアが前述のような効果を証明する科学的な証拠はまだ十分でなく、予防としてはあまり効果がないという意見が医学的には主流」のようです。

個人的感想をつぶやくと、「時代が変わらない限り、世界共通認識の科学的証拠が揃うことはないだろうな」

このエキナセアのハーブティーは海外ではとっても人気なんだそうです。気がついたら買ってしまっていたので(笑)、購入元のAmazonリンクを貼らせていただきます。

子供の頃、芝生に大の字になった時の「草」の香りを思い出しました。味はクセがなく軽い感じで、濃いめに抽出した方が香りが和らぐ感じでよりすっきり美味しく飲めます♪


4時間目:ノカンゾウ  

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子供の頃、テレビCMでよく耳にした「オレンジ色のニクいやつ」ってフレーズを思い出しました。『夕刊フジ』のCM、あれ、全国放映されていたんでしょうか?

授業の冒頭から脱線しましたが・・

オレンジが映えますね、本当に。

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この花の名は? 名札も付いてましたが、ハナノワ君にも活躍の場を。

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『ノカンゾウ(野萱草)』

ユリ系に見えますけど、ニッコウキスゲで知られるキスゲ亜科という種に属するそうです。

薬用植物のはずですが、ボードに解説が書いてないので、これもネット検索しました。

 

ノカンゾウの葉や根は、利尿作用、消炎効果、止血効果、蕾には解熱作用があるとされることから、食用や薬として利用されてきているそうです。また、沖縄の方では、不眠症の改善や精神安定の効果がある民間薬として古くから親しまれているとのことです。

しかし、植物の力って深いですね。  

「見た目の美しさ」と「バランスを整え回復させる」という無限大の与える力、いわば“愛のパワー”を持っているけれど、その代わりに?自由に動き回ったり言葉を発する力は与えられていない、っていういわば陰陽で存在する生き物だよな、って思います。

 

昼休み

カリフォルニアポピーとラベンダーに癒しをもらいました ♪

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5時間目:ステビア

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『ステビア』と言えば植物由来の甘味料。

僕はスーパーの店頭商品で、「糖質オフ」や「カロリーオフ」のコピーを目にすると、その商品を手に取って裏面表示を見ます。そこに「アセスルファムK」とか「スクラロース」と書いてあれば、「やめてよー」とつぶやいてその商品を売り場に戻します。

そう、僕は個人の価値観として、人工甘味料が入った製品は極力摂らないようにしているのです。

但し、その表示が「ステビア」であった場合は、「ま、いっか」とつぶやいて買うことが多いです。

ステビアは、砂糖より300倍甘く、カロリーは砂糖の100分の1、つまりほぼノーカロリーだそうです。

実在のステビアを見たのはこの日が初めて。この機会にこの植物についてもっと知ろうと思いました。

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その場でネット検索。

効果効能と危険性についての情報が確認できたので以下に列挙したいと思います。

【効果効能】

1.血糖値を下げる

2.血圧を下げる

3.食中毒起因菌の殺菌

4.抗酸化活性作用

【危険性】

◎かつて発がん性が疑われていたそうですが、これについては研究によって「発がん性なし」であることが判明されているそうです。

1.性ホルモンの減少

過去の動物実験で、妊娠率が低下したり、性ホルモンが減少したという報告があるとのこと。

公式にはそのようなリスクがあると認められてはいないようですが、研究途上なので、妊娠を望んでいる人は念のため摂取は控える方が無難かもしれない、とありました。

2.アレルギー

ステビアはキク科の植物なので、キク科の植物のアレルギーを持つ人がステビアを摂取すると、アレルギー反応を起こすことがあるそうです。ちなみに、キク科植物のアレルギーとは、スギ科のアレルギーと同様に、花粉で鼻水が出たり目がかゆくなったりする症状、とのことです。

 

幸い僕は、どちらの危険性も問題なさそうなので、ステビアについては引き続き「セーフ!」にしたいと思います。

 

6時間目:有毒植物

5時間目まで、かなり根を詰めて勉強してきたのでもうちょっとお疲れ気味(笑)

この授業の論点は明快なので、そこだけ記憶と心にしっかり刻んで、後は終業のチャイムまでおとなしくしている?!ことにしました。

【授業のポイント】

一言で表現すると、

「えーー、これもあれも??」

この日の授業で初めて有毒であることを知った植物を5種ほど並べます。

2つ目以降は季節外れなので、過去に撮影した写真を添えます。

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そして極めつけは・・・ 

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僕はこう解釈しました。

「米国の銃社会で、一般の人たちが身を守るために自宅に銃を常備しているのと一緒!」

 

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下校。

1日、お世話になりました!

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帰路は西武線に乗って。

線路沿いにこの日の授業で覚えた『ノカンゾウ』の花が咲いていました。

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僕は、西武線には「恩義」があるんです。

2011年3月11日。東日本大震災。

その日、僕は会社で一夜を過ごしました。

ほぼ徹夜で明かした翌朝、というかまだ日が登る前の4時頃でしょうか。ネットで調べると、「いくつかの地下鉄と西武線が断続で前日からずっと運行している」??

本当に動いているとすれば自宅までなんとか歩いて帰れる駅までは辿り着ける。思い切って同僚と会社を出ました。

西武線は本当に動いていました。

乗っている最中、余震が発生するたびに何度も何度も緊急停止してはまた再開し、僕を目的の駅まで運んでくれました。帰宅したのは朝7時。3時間かかりましたが無事に家族の元に「最短で」帰宅できたんです。

JRは全く動かなかったのに、西武線は徹夜でずっと動いてくれました。これはJRと西武のどちらが正しい判断だったか、とかいう話ではないんです。

それまであまり馴染みがなかった西武鉄道という会社を信じることに決めてから約10年が経ちます。

 

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今日の記事はこれでおしまいです♪

次回の記事投稿は、オリンピック開会式の日にしようかな、って思っています(╹◡╹)